386煙AMP アコギピックアップ研究編  マイクの音との比較

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386煙AMP アコギピックアップ研究編 マイクの音との比較

 「ピエゾくさい音」って、よく言われるけどそんなに違うの?

 

マイクの音とピエゾの音を比較すると

高調波の強度が違うとか・・

そんなに違うのか比較です。

 

 

使った機材と方法

1.実験方法

 

 ・マイクの音とピエゾの音をWEBSPECTRAでグラフ表示させる。

 ・マイクとピエゾで違うアンプを通すと何の比較をしてるかわかんないので、同じアンプを使う。

  具体的には、マイク→ミキサ→パソコンライン入力、ピエゾ→ミキサ→パソコンライン入力と

  両方とも接続、流れを同じにする。

   とはいえ、実は多少違う・・・・

※マイクはパナソニックのコンデンサマイクWM-61Aを006Pで外部給電して、

  コンデンサを介してミキサ

※ピエゾは直接ミキサ

 

 マイクはサウンドホールをネック側から狙う。 

 ピエゾはブリッジ下、3cm、サウンドホールと反対側に3cmの表板に両面テープ。

 

 音は5弦の開放をボーンと一発。

 ピエゾはサイズ違いのものを2つ試してみた。

 

 

 

実験結果

mic_a.jpg

↑マイクの音

 

piez1_a.jpg

↑ピエゾの音(1)

piez2_a.jpg

↑ピエゾの音(2)

 

 

考   察

このグラフにおいて、差があると読むのかないと読むのかは、私には不明。

 

1.マイクのほうが、グラフのギザギザ度が少ない。つまり、山と谷の差が少ない。

  これは、録音環境の周囲のノイズ(生活騒音)により、無音部分が上にあがって

  いるのであって、ギターの音の差としては感じられない。

 

2.5弦開放は、220Hzだと思っていたので、その下の110Hzの山は??だが、

  220Hzから上の高調波(倍音)の出方も、マイクもピエゾもさほど変わりない。

 

  マイクもピエゾもこのグラフからみて、大ききな違いはないと思う。 

 

 

所 感

  ピエゾの音が、マイクとは大きく異なる、または、問題となる「欠陥」はないと思われる。

 ピエゾ(1)、(2)で、ピエゾのサイズにより低音の出が少し違う感もあり、貼り位置、ピエゾのサイズ(種類)によって、多少の味付けはできそうである。

 

参考までに・・・・

  左側のスピーカーにマイク、右側のチャンネルにピエゾ として、録音した音源↓

 

                左がマイクー右がピエゾの音源

 

左のスピーカーに耳を近づけると、マイク録音の音、逆だとピエゾの音が聴けるはず。

 

どうでしょうか、もうすこし詰めればピエゾの音もマイク並にはなると思います。

ピックアップシステムが・・・とか、音の質が・・・というよりも、空気を伝わってくる音と表板の振動を拾った音。

この差による、リバーブ感の差だと思いますが・・・・どうでしょ。

 

 

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