386煙AMP アコギピックアップ研究編  ピックアップ形状色々

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386煙AMP アコギピックアップ研究編 ピックアップ形状色々

 熱収縮チューブのみでなく、

樹脂で固めたり

缶で覆ったり、色々やってみた。

 

 

使った機材と方法

1.実験方法

 ギターの音の場合、弾き方と貼り付け位置で音が変わってしまうため、

スピーカーから出した音を板に張ったピックアップで拾い、周波数毎のレベルを

グラフ表示することで、客観的な評価を可能とする(笑)

 

実験装置

s_IMGP6805.jpg

s_IMGP6804.jpg

s_IMGP6803.jpg

 

1.スピーカーの前に枠に張った2.5ミリのベニアを固定する。

2.各ピックアップを同じ位置に張る。

3.スピーカーから音を出す。

4.ピックアップの音をミキサー経由でパソコンへ。ミキサー入力はハイインピ対応。

4.パソコンに取り込んで、「WAVE SPECTRA」でグラフ化

 

音の出し方

wg.jpg

「WAVE GENE」のスイープを使って、50ヘルツから20Kヘルツまでを

1分間かけて変化させた音をスピーカーから出す。

スピーカーの音、ミキサーレベルなどは全てのピックアップで同じにする。

測定途中で変えない。

 

 

 

ピックアップ色々

s_IMGP6808.jpg

 

s_IMGP6809.jpg

左から

1.上面を1ミリほどエポキシ接着剤

2.一部分のみエポキシパテ

3.全体を厚めにエポキシパテ

4.3の上面を缶でつつむ

5.熱収縮チューブのみ

6.グヤトーンGP−1

 

裏は5以外は素子が直接板に触れる

グヤトーンは樹脂状なもので固めてある

 

 

1.上面を1ミリほどエポキシ接着剤

s_IMGP6801.jpg

s_epo.jpg

2.一部分のみエポキシパテ

s_IMGP6797.jpg

s_part.jpg

3.全体を厚めにエポキシパテs_IMGP6802.jpg

s_pate.jpg

4.3の上面を缶でつつむs_IMGP6800.jpg

s_kan.jpg

5.熱収縮チューブのみs_IMGP6796.jpg

s_norm.jpg

6.グヤトーンGP−1

s_IMGP6795.jpg

s_gp-1.jpg

 

所 感

1.何かで包むと、出力レベルが落ちる。5.熱収縮チューブでさえ、露出している2より低い

2.分厚く包むとかなり出力がおちる(ピークでー20とー40dBの差がある)

3.包んだ場合、特に低域の落ち込みが顕著

4.あまり包んでいないものは、2Kヘルツあたりにピークが見られる。これがピエゾのピークか?

5.グヤトーンのGP−1は、分厚めに包んだ場合と傾向が似ている。確かに樹脂+金属で厳重に  カバーされている。

 

出力を落とすのは簡単そうなので、なるべく出力を落とさない方向のピックアップを煮詰めて、

いい音が出せないか研究を継続予定。

 

 

 

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