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386煙AMP アコギピックアップ研究編 プリアンプのトーン回路

 プリアンプはボリューム調整のみでいいかな?

と思っていたけど

わザとピエゾっぽい高音が強調された位置に貼って

トーンで高域を鈍らせるのもありかな?

とちょっとだけ研究です。

 

 

 

 

まずはよくあるトーン回路とボリューム回路

 

 

s_TONE.jpg 

 

 

プリアンプとか

ブースターの簡易的なトーンはこんな感じだとおもいます。

 

高域をC2を通して、GNDに落とすことで、

出力側への高域を減らす。

落とす量はR1で調整

 

まずはトーンを通さずに

 

 

 01_direct.jpg

 

10−20KHzの音をPCから出して、

それを別PCで録った

グラフ。

 

低域&高域落ちてるのが気になるけど

こんな感じ

NO.1 では、プリを通してみます(10,0.047,100K)

 

02_tone_10_0047_full.jpg 

 

 

C1:10uF

C2:0.047uF

R1:100KΩ

 

NO.2 トーンを絞ります(10,0.047,0K)

 

 03_tone_10_0047_zero.jpg

C1:10uF

C2:0.047uF

R1:0

 

トーンを絞った音っていうヤツですね。

NO.3 トーンやや絞りめくらいだと?(10,0.047,30K)

 

 04_tone_10_0047_zero_30K.jpg

C1:10uF

C2:0.047uF

R1:30K

 

ちゃんとコントロール

できてますね。

No.4 コンデンサC2の値を減らします(10,0.022,0K)

 

 06_tone_10_0022_zero.jpg

コンデンサC2の

値を減らして、

トーンを絞る

 

C1:10uF

C2:0.022uF

R1:0K

 

No.2と見比べると

減衰が高域寄りに変化する

No.5 コンデンサC2の値を増やす(10,0.1,0K)

 

 07_tone_10_01_zero.jpg

コンデンサC2の

値を増やして

トーンを絞る

 

C1:10uF

C2:0.1uF

R1:0K

 

逆に

No.2と見比べると

減衰がより低域から

高域に関してはこんな結果

 

 高域をだらだらと落とすのは比較的容易

  C1を増やす → より低域から減衰する

  C2を減らす → 高域のみが減衰する

  抵抗の値大 → ほとんど減衰しない

  抵抗の値小 → たくさん減衰する

 

 

No.6 今度はC1を減らす(0.1,0.047,100K)

 

 10_tone_01_0047_full.jpg

低域のコントロール

C1を減らす

 

C1:0.1uF

C2:0.047uF

R1:100KΩ

 

 

No.1と見比べると

低域が減衰

No.7 もっと大胆に減らす(0.022,0.047,100K)

 

 11_tone_0022_0047_full.jpg

C1を大胆に減らす

 

C1:0.022uF

C2:0.047uF

R1:100KΩ

 

 

No.6と見比べても

低域が激減

結論

 

 だらだらと高域を落とすのは、コンデンサ+可変抵抗で実現可能。

コンデンサの容量で落ちるポイント、抵抗値で落ちる量をコントロール。

 

 だらだらと低域を落とすのは、回路に直列にいれるコンデンサ容量で

コントロール可能

 

 

コンデンサ1つで

変化するので

おもしろいですよね?

 

 s_IMGP7308.jpg

こんな感じにソケットに

すると

とっかえひっかえ

できます(笑)

 

 

所 感

 簡単な回路で、音色が変わるのはそれなりに楽しい。

 

 

 

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