386煙AMP アコギピックアップ研究編  マグネチックとのミックス

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386煙AMP アコギピックアップ研究編 マグネティックとのミックス

 ピエゾのみを使ってる人は少ないです。

最近は「マグネチック」とのミックスの方が多いですね。

マグネティックは、

 

「低音に強い」

 

これが売りだと思っていますが、取付面倒&価格が高い・・などなど

 

リーズナブル(安いともいう)なやつをお借りしたので研究です。

 

使った機材と方法

1.実験方法

 

 ・マグネチックをとりつける。

 ・ピエゾ1つをギター表面に貼る。低音を拾いやすいところに「大」

 ・それぞれの出力をミキサー経由で左右に振り分けてPCに取り込む。

 ・ちょっとだけ、解析

 

 

ピエゾ貼り位置

 

 MP.jpg

ピエゾは、ハウりやすいけど

低音を拾いやすい位置で、ここ。

マグネチックは見たとおり、韓国製とかで2000円以下で買えるやつ。

では、音出し

 

カウントのあと6弦開放を

「ボーーん」と1発

スピーカーの

右から、ピエゾの音、左から、マグネチックの音

 

要するに

カウントの音が拾えてない方が、マグネチック

 

別々に見て&聴いてみましょう

 

まずは、周波数帯域別

 

マグネチック → 2MAG_PIEZO_M.mp3

2MAG_PIEZO_M.jpg

 

続いて、ピエゾ → 2MAG_PIEZO_P.mp3

(グラフは「コンコンこん」のカウント部は除いて作成)

2MAG_PIEZO_P.jpg

 

音量の変化

 

今度は音量

 

上がマグネチック、下がピエゾ

たぶん(笑)、音量の変化を表せていると思うのですが、

マグネチックは、大きな音が長く継続できてます。

 s_s_MP_DB.jpg

 

 

考 察

(周波数からみて)

・100Hz下のまさに低音の山が、ピエゾは小さいです。

・6弦開放の音だけでなくて、倍音とかの高い方の音もかなり多くででます。

・マグネチックのかなり上の方のはノイズですね

 構造的にピエゾよりノイズが多いのは仕方ないと思います。

 (これは特別に安いし・・)

 

(音量の変化からみて)

・マグネチックは比較的大きな音量を長く持続できる。

・弦をはじいた、ズン、ぼわーんという感じの弦の鳴りをよく表現できる。

 

 

 

所 感

ということで、

 

・弦の振れを直接ひろう、マグネチック。

・弦の響きが表板を震わせる音を拾うピエゾ

 

両者の違いがはっきりわかる結果となりました。

マグネチックは低音に強そうです。

というか、ロングトーンに強そう。

 

ベース音を大事にした、ソロギター。

弾き語りの伴奏でもベース音を大事にしたアルペジオを多用される場合は

マグネチックを併用されると音作りが容易ですね。

 

ボディタッチ音やカウントの音を拾わなくてもいい場合は、マグネチックのみも可ですね。

 

でも、ピエゾの価格と外観に影響しない点は、マグネチックをかなり、リードしてると思います。

 

 

 

 

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